開催趣旨

基礎科学およびテクノロジーの発展によって、物質が示す量子力学的な効果を活用した、超伝導量子干渉計から量子計算機まで、様々なデバイスが発明されてきました。それらのデバイスが機能を発現する上で、固体中の多体電子間の量子もつれが重要な役割を果たしてきました。 物質の量子力学的な振る舞いを明らかにするためにも、量子計算機の中の量子ビットがどう振る舞うのかを知る上でも、スーパーコンピュータを活用した大規模数値シミュレーションは重要です。 本シンポジウムでは、多体電子間の量子もつれが重要な役割を果たす量子物質、強相関高温超伝導体およびトポロジカル物質における、先端的分光学と大規模数値計算による研究、それらを結びつける機械学習の新たな発展について紹介します。 さらに量子計算機の応用として注目を集めている古典計算と量子計算の協奏について、最先端の研究動向を、大規模古典計算との関わりに注目しながら紹介し、今後の発展についての議論を促進することを目指します。

開催日時・開催方式

招待講演

山本直樹 (慶應大学)

水上渉 (大阪大学)

プログラム

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お知らせ


主催

「富岳」成果創出加速プログラム 「量子物質の創発と機能のための基礎科学
―「富岳」と最先端実験の密連携による革新的強相関電子科学」

協賛

「富岳」成果創出加速プログラム 「次世代二次電池・燃料電池開発によるET革命に向けた計算・データ材料科学研究」

Webページ管理

山地 洋平 (物質・材料研究機構)

問い合わせ先

fugaku.qm2021 [at] gmail.com